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2021年 10月 10日 次亜塩素酸って何がいいの?

こんにちは、担任助手の長谷川拓輝です。

もうコロナが流行し始めてから一年半近くたって、最近はもうこの生活にも慣れてきたところがありますね。

これを機に一気に世間に浸透したワードもたくさんあるんじゃないかと思います。

そこで、今回はそのうちのひとつ、次亜塩素酸その有効性について塩素酸のことも交えつつお話します。

次亜塩素酸、って皆さんよく巷で聞くことがあると思うんですが、実際の所それが一体何なのかご存知でしょうか?

次亜塩素酸とは、化学式HClOで表される分子のことで、世間一般には酸化力の強い弱酸であることが知られています。化学系の中で、ですが。

ちなみに、塩素酸系統には大まかに四種類あって、過塩素酸、塩素酸、亜塩素酸、そして次亜塩素酸という風になります。塩素原子につく酸素原子の数が違うだけです。

そして、ここで「共鳴構造」というワードが出るのですが、専門外の方には???だと思うので割愛して話します。

要するに、この「共鳴構造」が多いやつが強い酸っていう事なんですよね。そんで、次亜塩素酸は四天王の中で一番弱いっていう話なんですよね、要は。

普通だったら、ここで「過塩素酸が一番強い酸なんだったらそれ使ったらええやん」と思うかもしれないんですがね、そうじゃないんですよ。

次亜塩素酸っていうのはめちゃくちゃ強い酸化力があるんですね。そして細胞膜内に入って中の炭素結合を直接切るわけです。だから消毒力があるんですよ。

ちなみに似たようなものがハイターにも入っていますね。でもこちらは次亜塩素酸ナトリウム。すなわち水中では完全電離しているので次亜塩素酸イオンとでも言ったところでしょうか。こちらは、細胞膜内への膜透過性が低いので性能は劣りますね。

ちなみに次亜塩素酸は弱酸なので電離度が低いですね。そこの差です。

要するに、細胞を壊して消毒するシステムであるってことですね。

それでは。