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2021年 7月 14日 化学の勉強について

 

どうも皆さんこんにちは、東進ハイスクール担任助手の小島です。

今回は、化学の勉強方法について話していきたいと思います。

 

まずは、理論化学について。

 

こればかりは頑張って理解「しようとする」しかありません。

ちなみに、たぶんですが理解「すること」は難しいのではないかなと思います。

少なくとも、「なぜそうなるか」を本気で理解しようとすれば

大学の内容に足を突っ込むことになる。

 

語呂合わせとそれっぽい理屈を使って全力で理解「しようとして」ください。なんか悔しいなと思った人は、その気持ちを大学まで忘れずにいて、入学後に頑張りましょう。

 

次に、無機化学について。

 

化学の勉強の中での一番の鬼門だと思っています。「暗記ばっかの文系科目が嫌だから理系になった」なんていう僕みたいな人は、無機の勉強に入ったタイミングでついていけなくなることがちらほら出始めるのではないでしょうか。そんな人が取るべき解決方法はたったの一つです。

 

頑張って覚えましょう。

 

いえいえ、本気で言ってますよ?あ、でも「こいつ何言ってんだ」とブラウザバックするのはもう少し待っていただけませんか?

 

頑張って覚えましょう、と言いましたが、「頑張って」というのは何も死ぬ気で根性出して暗記用ノートとにらめっこしましょうとか、そういう話ではないのです。

 

理論での知識をしっかり有効活用しましょう。

 

酸化還元反応の式で、わざわざ反応式を係数以外丸暗記して、係数だけ本番で計算して出すとかやっていませんか?というか、そもそもどの反応式が酸化還元反応か把握できていますか?

 

たった二つの似たような物質を暗記すれば、後は全部理論化学の知識から導き出せるんですよ?

酸化還元反応の反応式って。

 

何も酸化還元反応に限った話ではありません。似たような話は他にもあります。

暗記が苦手なら、それならそれで全然大丈夫です。

そもそもの暗記量を減らせるような工夫に努めましょう。

 

最後は、有機化学について。

 

無機と理論の嫌なところを合わせたような科目ですね。

何だかよくわからないルールやら名称やらをひたすら覚えなくてはいけないし、そういったルールを組み合わせて結構複雑な問題を解かなくてはいけない。

 

でも、実は一番お得な部分でもあるのです。点数の稼ぎどころになります。

 

有機化学は本来はめちゃんこ難しい学問です。新しい物質を開発しようと、リアルタイムで最前線が押し広げられ続けています。

だからこそ、大学受験の範囲ではそんなに深掘り出来ない。ちょっとでも深掘りしようとすると、内容が難しくなりすぎちゃうから。物理で言う原子分野みたいなものですね。

 

ぶっちゃけた話、そんなに応用問題が出ないわけです。簡単な基礎を少し弄った程度の問題が比較的多くなる。

 

今有機化学の成績があまり奮っていない人は、なにはともあれ「よくわかんないルールと名前」の暗記を徹底しましょう。こちらは理論の知識も応用しづらく、かなり厳しいものとなってしまいますが、一度覚えてしまえればこっちのものです。基礎の知識がしっかりと頭に入っていれば、演習問題を解けば解くほど点数が上がっていくようになります。

 

以上が、僕が考える「化学の勉強の仕方」です。

現在化学が伸び悩んでいるという人は、是非とも参考にしてみてください。