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2021年 10月 31日 硬い酸ってなんですか???
こんにちは、長谷川です。
最近は寒くなってきましたね。大学での扱いも冷たくなってきた気がします。
さて、本日は、「硬い酸」
すなわち、HSAB則
と言うものについてお話ししましょう。
さて、「硬い酸」の一体何が硬いんだ、と言う話ですが。
そうですよね、手で触ってもわかりません。この「硬さ」はモース硬度とかぜんぜん関係ないのでね。
じゃあ一体何なのか。それは「分極のしにくさ」ひいては「原子半径の大きさ」「負の電荷の大きさ」が大きいことにあります。
具体例を見せたほうがわかりやすいですね。
硬い酸の代表例といったら、H+、Li+、Na+、K+、Mg+、といったところでしょうか。
ちなみに、対義語は「軟らかい塩基」です。やわらかいもあります。「分極しやすい」特徴を持ちます。
CN-などがそれにあたりますね。
すなわち、「やわらかい」「堅い」と「酸」「塩基」の組み合わせ という訳ですね。4通りあります。
こいつらの一番大事な特徴は、「硬い酸と硬い塩基、軟らかい酸と軟らかい塩基」の組み合わせは、「結合がより強いものになる」と言うことですね。
つまり
「反応しやすい」「くっつきやすい」
と言うことですね。
また、水に溶けにくいみたいなこともおきがちです。そりゃ結合が強いのでね。
反応の選択性に関わる問題でもありますね。ちなみに、選択性とは複数の反応が起こるときにどれが1番はやく進むかということですね。
まあ、こんなところでしょうか。見辛くてすいません。それでは。